エジプト観光と言えば、まずは古代遺跡です。古代の遺跡はエジプト各地で発掘されており、その中のいくつもが世界遺産に登録されています。又、観光客が見学できるように観光地化されている場所以外にも多くの遺跡が存在していますし、発見すらされていないものも多数あると考えられます。
そんな古代遺跡の他にも、エジプトにはたくさんの魅力が詰まっています。国土の90%以上が砂漠の国。その広大な砂漠も世界中の観光客を惹きつけてやまない場所のひとつです。最も人気があるのは不思議な形をした白い岩が広がる白砂漠ですが、その他にも黒い火山岩に覆われた山々が見渡せる黒砂漠、砂漠を最もイメージさせる砂丘など、ところによりその風景を変え飽きることのない世界を楽しむことができます。
砂漠の国でありながら、紅海と地中海に面し、ダイビングやシュノーケリングなど海を満喫できるビーチリゾートも充実し、十戒で知られるシナイ山への登山や、モスクや教会等が建ち並ぶ世界遺産でもあるカイロ歴史地区の旧市街地なども見どころです。

エジプトの世界遺産

【世界遺産の始まり】
1960年代にエジプトのアスワンハイダム建設によりヌビア遺跡(アブシンベル神殿など)の水没が懸念されましたが、当時の人々により丸ごと別の場所へ移設されました。それが「人類の遺産」を守るという考えが広まり、後の「世界遺産条約」誕生につながったのです。

エジプトでは減在7件が世界遺産に登録されています。「世界遺産」をテーマに巡る旅もいいかもしれません。
メンフィスとその墓地遺跡・ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯
文化遺産 1979年
ギザの三大ピラミッド・サッカラ階段ピラミッド・メンフィス・ダハシュール屈折ピラミッド・アブシールサフラー王ピラミッド・アブロアシュなど
古代都市テーベとその墓地遺跡
文化遺産 1979年
ルクソール神殿・カルナック神殿・ハトシェプスト葬祭殿・王家の谷・王妃の谷・ラムセス3世葬祭殿・ラムセウム・貴族の墓など
アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群
文化遺産 1979年
アブシンベル神殿・フィラエ(イシス)神殿・カラブシャ神殿
カイロ歴史地区
文化遺産 1979年
(イスラミックカイロ)シタデル・ムハンマドアリモスク・ズウェーラ門・ハーンハリーリなど
(オールドカイロ)聖ジョージ教会・死者の町など
アブ・メナ
文化遺産 1979年
アブメナ
聖カトリーナ修道院地域
文化遺産 2002年
聖カトリーナ修道院
ワディ・エルヒタン(クジラの谷)
自然遺産 2005年
クジラの谷