シーワオアシスの観光

シーワオアシス風景

エジプトの中でも、日本人が想像する「オアシス」に一番近いのがここ、シーワオアシスだと感じます。過酷な砂漠の中にあるオアシスには水があふれ、ナツメヤシの木が茂るのどかな景観が広がり、素朴な人々が暮らしています。

塩湖や鉱泉など、のんびりとした過ごし方の他にも、シーワには観光できる場所もあります。そんなシーワの観光地について。

シーワの塩湖・鉱泉についてはこちらをどうぞ。

・シーワオアシス 美しすぎる湖
・シーワオアシス クレオパトラの泉
アムン神殿 シーワ

アムン神殿 Amun Temple

アムン(アメン)神に捧げられた神殿。この神殿はエジプト第26王朝時代に建てられました。当時シーワのアムン神殿は神託で広く知られており、アレクサンドロス大王(紀元前356年~紀元前323年)も東方への軍事遠征の前に神託を受けるために訪れたのです。

ナツメヤシの畑に囲まれたアルグミの丘に建っています。

予言の神殿 Temple of the Oracle

アムン神殿のこの場所で、神からのお告げを受けたと言われています。アレクサンドロス大王は、「アムン神の息子」として神格化されたのです。

オンムル・イバイダ

オンムル・イバイダ

神殿の壁の一部。口開けの儀式の場面が描かれているレリーフが残っています。

シャーリー シーワ

シャーリー Schally

外敵から守るために13世紀に建てられた要塞の町。泥煉瓦の建物は1920年代に降った大雨の影響で多くが崩壊され現在はほぼ廃墟。朽ちたままの町がそのまま残っている風景がおもしろい。

ところどころに、まだ住んでいる家もあり子供が顔をだしたり、生活感のある場所もあったりします。中にはホテルになっているところやお土産屋も。
死者の山 シーワ

死者の山 Mountain of the Dead

エジプト第26王朝時代からのお墓でギリシャ、ローマ時代の後期頃まで埋葬が続けられていたといい、数百のお墓が見つかっています。1940年代に発見されました。4つの墓の内部には色の残った壁画を見ることができます。まだ発見されていないお墓もあると言われています。

シーワオアシス

ローマ時代の住居

シーワにはこのような四角い穴の開いた場所がたくさんあります。ここは、ローマ時代に住居や墓として使われていたものと思われます。中に入ると広い空間もあれば、狭い空間もあり入口の大きさも様々です。現在では子供の遊び場になっているようですね。

シーワ銀行

カイロ銀行 Banque du caire

【おまけ】観光地ではありませんが、シーワオアシスにあった銀行。フランス語のようで”Banque du caire”と書かれています。シャーリーの近くにあります。シーワっぽい建物がかわいいです。

見学にはそれほど時間のかかる場所ではありませんが、いくつか観光もでき、鉱泉や塩湖のほとりでのんびり過ごすことのできる素朴なオアシス滞在はいかがでしょうか。

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